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子どもの体調不良〜夜中の場合【離婚後もパパとママで子どもを育てる〜37】

2020年1月15日

「共同親権」という言葉があまり知られなかった頃。

離婚の時に取り決めたことがあります。

『共同子育て』というものです。

離婚してもパパとママで子どもを育てるということ。

週の数日は、ママの家ですごす。

残りの数日は、パパの家ですごす。

子どもたちの行事やお祝い事は、二人で参加する、

子供たちの将来のことを共有する、などなど。

2012 年8月、そんな取り決めをました。

今現在も進行中です。

日本でようやく共同親権が基本なってくることを受けて、

共同子育てについて経験したからこそ書けることを書いていこうと思います。

子供が小さい頃、例に漏れず、夜中に体調が悪くなりました。

あとは、病院の営業時間外に突然怪我をしたりとか
謎の発疹ができたりとか
泣き止まない、
とか。

特にアレルギー体質の息子は、
夜に喘息の発作が始まり止まらなくなること多かった記憶があります。

まだ、離婚していない時は
寝ている夫にもうひとりの子を見ててもらい
(ただ、寝ているだけだったけど)
具合の悪いねんねをつれて救急外来へ駆け込んでいました。

離婚してからは、もちろん、ひとりを置いてゆくわけにもいかず。
病院へ健康な子を連れてゆく不安と、
夜中でも起こさなければいけないこと、
冬や天気の悪い時(たいてい喘息の発作は台風など気圧が不安定な時が多かった)に
子どもたちにぐるぐるにあったかい格好をさせていかねばいけなかったこと、
明日の自分の仕事のこと、

ぐるぐると考えながら、夜の道を車で走り抜けていました。

時には、市を跨いだ救急病院しかなく、
財布に500円ポッキリだったことを忘れて駆け込み、
すみません、後で持ってきます!とお願いしたこともありました。

小学校高学年になるとそんなこともほぼなくなり、
今では「そういうこともあったね〜」と思い出話になりました。

当時は生きることに必死すぎて、
自分のメンタルの弱さもあいまって、
毎日、感情を押し殺して生きていたように思います。

そんな中で、今でも忘れられない場面がひとつあります。

例の如く、夜強風が吹き荒れる中、
息子が寝る頃から具合が悪くなり、夜中にかけて咳が止まらなくなりました。
病院行こうか?という私の言葉に頷いた息子をみて、
娘を起こし二人を準備させ、車に乗り込んだ時。

ぜいぜいと息苦しそうにしていた息子が
空を見上げて、途切れ途切れに、

「ママ・・・お月様」

と一言。

思わず見上げた空には、本当に綺麗な満月が見えました。

「・・・ほんとだね」

そう、息子に答えたのですが
その時の私は月の真っ直ぐな光をみても何も感情を感じませんでした。

それほど、「感じないように」生きていたのだと、今なら思います。

けれども、
その瞬間の月はなぜか今でも忘れられません。

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