「共同親権」という言葉があまり知られなかった頃。
離婚の時に取り決めたことがあります。
『共同子育て』というものです。
離婚してもパパとママで子どもを育てるということ。
週の数日は、ママの家ですごす。
残りの数日は、パパの家ですごす。
子どもたちの行事やお祝い事は、二人で参加する、
子供たちの将来のことを共有する、などなど。
2012 年8月、そんな取り決めをました。
今現在も進行中です。
日本でようやく共同親権が基本なってくることを受けて、
共同子育てについて経験したからこそ書けることを書いていこうと思います。
子どもが決めたことを受け入れる
自分のエゴではないかと自分に問いかける
「ママの家の存在を友達に言っていない」
子どもたちが小学校の頃、
娘にこう言われたことがありました。
そもそも、パパの家が学区内であり、
離婚するまで住んでいた家だったので、
当然と言えば当然。
学校でも子どもたち同士の待ち合わせの時でも、
メインの家は元夫の家でした。
とは言え、
私の中では、かなりのショック。
心はぐらぐら。
メンタルがおぼろ豆腐以下、
濃厚豆乳をレンチンした時にできる
モヤモヤした塊のような当時の私。
娘が大事な友達にさえ、
ママの家の話をしていないことが
自分を認められていないようで
とてもとても、
なんとも言えない気持ちになっていました。
けれども、おぼろ豆腐以下のメンタルの私が
その時とった対応。
それが最初の二つでした。
子どもがその時に決めたことを受け入れる。
・娘は、自分の家はパパの家だと友達に紹介していること。
・息子は、あまり拘っていないこと。
自分のエゴではないかと自分自身に問いかけること。
・子どもたちに自分の家はママの家のほうだと思って欲しいこと。
自分がぐらぐらしたり、
なんとも言えない嫌な気持ちになるのは、
自分の中の何かが発動しているため。
これは自分の問題であり、
子供たちが決めたこととは
感情発動のトリガーではあるけれども、
原因ではない。
こう、心に言い聞かせ、
自分の中に何があるのか気づいて、
それを解決することに注力する。
感情発動のままに行動する、
子どもたちがママの家を内緒にしていることを怒ったり、
そのことに対して自分が機嫌悪くしたり、
子どもの友達に直接話してしまったり、
そういう過ちをしなくて済む。
いろんなことでいちいち発動する一つ一つの感情に
根気よく付き合っていかなくちゃいけないな、
と思う今日この頃です。