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転職面接での共同子育てというアピール【離婚後もパパとママで子どもを育てる〜34】

2019年12月15日

「共同親権」という言葉があまり知られなかった頃。

離婚の時に取り決めたことがあります。

『共同子育て』というものです。

離婚してもパパとママで子どもを育てるということ。

週の数日は、ママの家ですごす。

残りの数日は、パパの家ですごす。

子どもたちの行事やお祝い事は、二人で参加する、

子供たちの将来のことを共有する、などなど。

2012 年8月、そんな取り決めをました。

今現在も進行中です。

日本でようやく共同親権が基本なってくることを受けて、

共同子育てについて経験したからこそ書けることを書いていこうと思います。

転職がかなり多い私。

そんな経験の中、共同子育てをしていることは、シングルマザーの転職に何かと有利に働いています。

今回は、シングルマザーの転職面接において特にアピールした点を書いてみます。

シングルマザーで転職を考えている人、

子育て真っ最中でも転職を考えている人へ届いてくれると嬉しいです。

ひとつずつ、経験から思うところを書いてみますね。

  • 最も関係が微妙で難しい相手との関係を続ける忍耐力
  • 多くの場合、相手とは、知り合ってから仲良くなり、恋人、そして夫婦となります。

    そして、どんな理由であれ、その関係が崩れ離婚に至った時、

    お互いの本音としては「関わりたくない相手」となることが多いのではないかと思います。

    私も正直、そうでした。

    ですが、共同子育てを考えた時、大前提としてあったのは

    「子供の父親という事実は生涯かわらない」

    ということです。

    子どもは、子どもの範囲でしかしたいことができません。

    子どもたちができる唯一のことは、

    「子どもらしくあること」

    親の顔をみて気を使うことは子どものすることではありません。

    そう私は思いました。

    個人としては関わることのない人、

    だけど子どもの父親として必要な人。

    自分の感情を少し脇において、忍耐をもってつきあってゆく、そう決めました。

    相手と粘り強く交渉する力

    子どもの節目で大きな変化があります。

    中学校へ上がる時、高校へ進学する時、大学へ進学する時。

    一番の相手との交渉ごとは、もちろん「お金」です。

    子どもの親権を得た以上覚悟はしていましたが、

    特に節目節目にかかる費用は想像以上。

    特に予定外の私立などに進学することになった時は、

    本気で相手と交渉しました。

    (結果、交渉決裂でしたが・・・ため息)

    その他、入っていたはずの学資保険や

    離婚するまでに貯金していたはずの子ども手当などなど。

    子どもにもらえているはずのお金は

    根気強く交渉してゆきました。

    共同子育てを継続してゆく力

    子どもが小学生の時は、きっちり毎週お互いの家を行き来していました。

    子どもなので仕方ないのですが、急に思い出すことに振り回されることがほとんど。

    例えば、朝学校へ行く前に突然、相手の家に忘れ物があることを思い出して取りにいく。

    期限があるプリント類などにサインしにいく。

    お気に入りの服がなくなったといっては探したりしたことも。

    共同子育てをすると決めなければ生じることのないと思ってしまうことは多く、

    時にはイライラすることもあります。

    が、それ以上に子どもにとってメリットが多い共同子育てと思うからこそ、

    2013年からずっと継続してゆけています。

    もちろん、子どもが大きくなるにつれて

    生活も変わってゆき、だんだん楽になってきていると感じています。

    あの頃のドタバタが薄れつつある、しみじみ。

  • 元夫やそのご両親との関係を維持するための力
  • 特に周囲からびっくりされることのひとつに、

    今も離婚した元夫のご両親、もとい、

    元舅姑たちと交友があります。

    もちろん、孫にあたる子どもを介して、です。

    時々、子どもたちをつれて元夫のご両親の家におじゃましたりしています。

    クリスマスやお正月のイベントには、お食事もいただいています。

    それを続けてゆくためには穏やかな大人の関係です。

    子どもたちを取り囲む大人が誰か1人でも感情剥き出しにした対応をしていたら、

    きっとうまくいかない。

    それをお互いがわかっているからこそ、

    ゆるりと続けて行けるのではないかと思っています。

    子どもたちも私の実家は言わずもがな、互いの祖父母は大好きです。

    共同子育てという発想

    私がこの共同子育てをしようと考えた時は、

    誰かから言われたとか、何かをみた、ということはなく、

    そういう方法もありなんじゃないか、という考えからでした。

    色々調べてみると、実際にやっている人も多く、

    その関連の本も少しだけでしたがありました。

    最初、私が離婚の話し合いをした時、

    夫婦の関係は解消するけれども、

    家で共同で住みながら子育てしないか、と夫に提案しました。

    (「常識的に」それはないだろ、と即却下されましたが・・・)

    離婚後の子育てに、色々なあり方やり方があっていいんじゃないか?

    子どもに安全安心の場を提供するために離婚という方法を選ぶこともある、

    そういう考えがあってもいいんじゃないか?

    当時も今も私はそう思っています。

    以上のことを、転職の面接の場で事細かく話す訳ではないのですが、

    交渉力・コミュニケーション・忍耐力・継続力などなど、

    面接の場で面接官が喜びそうなワードを出すときには、

    共同子育てで経験した実際の例をだして面接に臨んでいました。

    仕事の場での実例ではないので

    それが吉と出ているのかは正直分かりません。

    けれども、「世間一般的に考えて」なかなかシビアなことを

    自分の力で乗り越えていっているんだな、

    ということが相手に伝わればOKだと思います。

    少しでも参考になれば嬉しいです!

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