正直に言います。ここ最近の私は、がっかりしていました。
何に対して? そう、子どもたちに、です。
子どもたちはもう大学生。18歳を超え、バイトもして、自由に使えるお金も時間もある身分です。
それなのに、家のことは言わないとやらない。母親の私が残業で遅くなる日も、夕飯は作らない。作れるはずなのに。片づけもしない。
家のことを、何ひとつ「自主的に」はしないんです。
「お金を稼ぐ大変さ、わかるでしょう?」
「フルで働いてきて、さらに家のこともする。どんなに億劫で大変か、わかってきているでしょう?」
と、心の中でつぶやくシンママの私。
この記事は、がっかりをモヤモヤのまま終わらせないために、私が何に気づいて心を軽くしたのかを書いたものです。
ここまで頑張ってきたシンママの参考になれば幸いです。
気づき① 子どもは急に大人にならない
子どもたちが大学生になりました。教育資金はまだかかりますが、生活面ではほとんど手がかからない。ようやく自分の時間も取れるようになってきた。
子どもたちも自立して、自分のことは自分でしてくれるだろう。シングルマザーで走ってきた私は、そう考えていました。
学校生活、勉強、部活、塾。必須だったサポートがなくなった分、家のことをフルで手伝ってもらえる。
……そう考えていた時期が、私にもありました!
ところが、です。(そして最初に戻る)
子どもは急に大人にならない。 ようやく気づきました。
18〜25歳は「大人の練習期間」
大学生の年頃、つまり18〜25歳ごろは、心理学の世界で「エマージング・アダルトフッド」と呼ばれています。心理学者のジェフリー・アーネットが2000年に提唱した考え方で、子どもでも大人でもない、大人になる途中の時期と位置づけられています(出典:提唱者ジェフリー・アーネット氏の解説ページ(英語))。
進学、バイト、恋愛、価値観探し、そして将来につながる就職。試せることが増えて、変化もコロコロ大きい時期です。
アーネットによれば、多くの人が自分自身を「子どもでも大人でもない」と感じるのが、18〜25歳という年代の特徴だそうです。
自分の18〜25歳を思い返してみても、なんとなく肌感でわかる気がします。
家のなかの家事でも、同じことだと思います。18歳で選挙権を持って、ある日突然「大人」と言われても、いろいろなことが急にできるわけではない。
家事に大切な段取り力や、気を配って率先して動くという行動は、「なにそれ、おいしいの?」レベルです。
シングルマザーとして、がむしゃらに動いてきた数十年間。ようやく子どもたちが「大人」と認定される年頃になりました。
ほぼ手が離れる時期がきた…! 手伝ってもらえるようになった…! 少しは楽ができるかも!
そう思いがちです。でも、子どもは急に、なんでも自分でする自立した大人にはならないんです。
気づき② 「シンママの子だから」は、まぼろし
もうひとつ、私を邪魔していたものがあります。世間一般に浸透している「シングルマザーの子どもへの幻想」です。
「シングルマザーの母親のもとで育った子どもが、立派な大人になって母親をサポートする」っていう、あれです。
「ママ、ここまで育ててくれてありがとう! これからは〜」っていう、あれです。
んなわけあるかい! が現実です。
子どもたちがまだ自分で稼ぐことができない頃、私はいつ何をすればいいかを具体的に伝えていました。
「17時ごろになったら、洗濯物を中に取り入れておいて」
「ご飯を食べ終わったら、お皿を流しに運んでおいて」
結果、都度言わなくてもできるようになったのは、ひとつかふたつ。そして時間もかかりました。
そして今。「家のことしておいて!」と伝えても、何をしたらいいのか分からない子どもは多いはずです。
一方で母親のほうは、私の背中を見てきたんだからやってくれるはず、と幻想を抱きがちです。
母と子のギャップが、私のがっかりを生み出していたんだと思います。
子どもたちは、怠けているだけではなく、家事の回し方を知らないだけのことも多い。
責めるよりも、家事を「段取りの練習」に変えるほうが、子どもの成長にも母の負担減にも効きます。
【要確認:みそやんへ質問→ここに「実際にどんな声かけ・頼み方・仕組みで家事を任せていったか」の具体例を2〜3個入れませんか? 現状は考え方の話が中心で、読者が真似できる工夫が本文にありません。思い当たる場面があれば教えてください(例:やることを紙に書いて貼った、時間を決めた、頼み方を変えた など)】
そして何より、「シンママの子なんだから〜であるべき」という自分の思い込みに気づくこと。大切なのはそこだと思いました。
私を助けたのは、自分で行うCBT(認知行動療法)
ここまで気づくのに、上の子どもが大学に入ってから2年ぐらいかかったでしょうか……(ワキ汗)
これまでの心理学の学びから、イライラの原因は自分にある、とはわかっていました。
けれども、原因が何なのかには気づけない。
そんなときにおすすめしたいのが、書いて気づく認知行動療法(CBT)の代表的なスキル、「7つのコラム」を書き出す方法です。
出来事、そのときの気分、頭に浮かんだ考え、根拠、反証、別の考え方、書いたあとの気分。順番にノートへ書き殴っていくだけ。私自身が実際に試してみて「心が軽くなった」と感じた方法です。
認知行動療法は、国が治療マニュアルを公開しているくらい、根拠のはっきりした手法です。
コラム法の書き方は、以前の記事でも紹介しています。
→ シングルマザーが自宅で無料でできて効果の高いストレス対処方法を3つ
【要確認:みそやんへ→もともと本文にあった内部リンク「「私ばかり頑張った」が消えないあなたへ。親孝行を期待してしまう心を救う魔法〜認知行動療法」は、まだ下書き(記事ID:1593)で公開されていないため、リンクを貼れませんでした。1593を先に公開すれば、ここにリンクを追加できます。どうしますか?】
ひとつだけお伝えしておきます。
認知行動療法は科学的根拠のある手法ですが、心の状態は一人ひとり違います。すべての人に同じ効果を保証するものではありません。
つらさが続くときは、ひとりで抱えずに専門家に相談してくださいね。セルフケアのヒントのひとつとして、参考にしてもらえたら嬉しいです。
まとめ
子どもは、急には大人にならない。「シンママの子だから」も、まぼろし。
2つに気づくだけでも、がっかりの正体が見えて、心は少し軽くなるんじゃないかと思うんです。
同じようにモヤモヤしているあなたに、この記事が届いたらいいな。